
1.予備校配布資料は受け取るべき
試験当日、各予備校は「最終確認論点集」や「予想問題集」といった資料を配布している。
これらは必ず受け取ることを推奨する。
理由は単純で、もしその資料が実際の出題に一致した場合、確認しているか否かで明確な差が生じるためである。直前に見た論点は記憶が鮮明であり、再現性も高い。
特に財務会計論などでは、私自身、LECの最終確認資料が第4問で的中し、解答上の助けとなった経験がある。
企業法など、やや参考度の低い科目であっても「こういう切り口もあるのか」と知るだけでも有益である。
最終確認資料は「自信を揺るがさない範囲で」活用すべきである。
2.血糖値の管理
試験時間が長時間に及ぶため、適切な糖分補給は集中力維持に直結する。
私は毎試験日、チョコレート(DARS)を一箱携行していた。
ただし、糖分の摂取には注意が必要である。
過剰摂取は尿意を促進し、集中力を著しく損なう可能性がある。実際、薬剤師国家試験時にはブドウ糖を多量摂取し、試験中に強い尿意に悩まされた経験がある。
血糖値の急上昇を避け、少量を分けて摂取するのが望ましい。
3.試験直前の見直しは限定的に
試験開始直前まで見直しを続けることは推奨しない。
直前の見直しによって曖昧な論点を目にしてしまうと、自信の低下につながり、試験中の判断にも悪影響を及ぼす。
前日または当日朝の段階で「ここまで見直す」という範囲を明確に定め、その範囲内で確認を終えるのが望ましい。
少なくとも試験開始1分前には、思考を整理し、心を落ち着ける時間に入るべきである。
マインドフルネスのように「何も考えない時間」を意識的に設けることも有効である。
4.答え合わせの要否を事前に決めておく
試験終了後に他の受験生と答え合わせを行う姿をしばしば目にするが、これは慎重に考えるべき行動である。
他者との比較は精神的動揺を招きやすく、次科目への集中を妨げる可能性がある。
私自身は、答え合わせは行わず、次の試験に意識を切り替える方針を取っていた。
ただし、確認することで気持ちの整理がつく受験者もいるだろう。
重要なのは「自分が動揺しない選択を事前に定めておくこと」である。
5.当日の備え
当日は予期せぬ出来事が生じることもある。
持ち物の確認、移動経路の再確認、昼食や休憩時間の過ごし方など、事前にシミュレーションしておくことが重要である。
準備を整えることで、心の余裕を確保し、平常心を維持しやすくなる。
試験当日は、知識よりも「精神の安定」が合否を左右する。
静かな心で臨むための準備を怠らず、これまで積み重ねてきた努力を最大限に発揮してほしい。
