論文式試験の心構え(企業法)

そろそろ薬学に関する記事も書きたいが、それはこのブログがある程度落ち着いてからにしようと思っている。

今回は企業法について書く。個人的には、この科目が最も改善できたと感じている。

以下は各年度の得点率。

   H28H29H30
第1問25.220.829.2
第2問18.327.229.8

企業法

企業法では、どのように得点が加算されていくかを意識しないまま、ただ思いのままに文章を書いても自己満足で終わってしまう。H28、H29の頃の自分がまさにそうだった。

受験者数の多さを考えれば、採点者も複数いるはずだ。採点に偏りが出ないように、一定のルールに基づいて加点していると考えるのが自然だろう。

たとえば「〜には特別決議が必要」といった趣旨が記載されていれば3点、加えて条文を指摘していればさらに1点、というような仕組みがあってもおかしくはない。(もちろん、正確な採点基準が公表されているわけではないが)

H28やH29の自分は、この「どのように採点されるのか」という視点を完全に欠いていた。論理的であれば、出題の意図に正面から答えていれば、自然と点数がもらえると思い込んでいた。

だが、ここでマインドセットを変える必要があった。

「論理的な文章を書く」という意識から、「得点を拾える文章を作る」という意識へ。

この転換によって、本試験では対策していなかった分野からの出題にもある程度対応できた。たとえばH30の第1問問1はまったく準備していなかったが、要点を漏らさずまんべんなく記述することで、部分点を拾えるという意識で書くことができた。

こうした「どんな趣旨のセンテンスを入れれば点が入るのか」を把握するためには、独学者にとっては模試や答練が極めて有効だと感じる。予備校は長年の蓄積の中で、受験者の実際の得点傾向をふまえて採点基準をある程度理解しているはずだ。

他の科目でも同じだが、独学で勉強するのであれば、まずは「採点基準を知る」という視点を常に持つこと。

以上が、企業法を学ぶうえでの心構えだ。少しでも参考になれば幸いだ。

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